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熊野那智大社と那智の滝をめぐる旅。南紀の歴史と自然から、串本の宇宙へ
世界遺産・熊野那智大社と那智の滝へ。
南紀の歴史と自然を感じたあとは、
串本で宇宙に出会う旅
和歌山県・南紀を旅するなら、一度は訪れてみたい「熊野那智大社」と「那智の滝」。
深い山々に囲まれた那智山には、長い歴史を持つ熊野信仰と、今も変わらない雄大な自然が残されています。
朱色の社殿が美しい熊野那智大社、そして森の中を一直線に流れ落ちる那智の滝。
写真で見たことがある方も多いかもしれませんが、実際にその場所を訪れると、写真だけでは伝わらないスケールと空気を感じることができます。
今回は、熊野那智大社と那智の滝の見どころや、知っているとちょっと面白い豆知識をご紹介します。
そして那智勝浦を楽しんだあとは、そのまま南へ。
串本町には、熊野とはまったく違った「宇宙」というスケールの世界を体験できる「宇宙ふれあいホールSora-Miru」があります。
南紀の「昔」と「未来」をめぐる旅を楽しんでみませんか?
熊野那智大社は、熊野三山のひとつ
熊野那智大社は、熊野本宮大社、熊野速玉大社とともに「熊野三山」と呼ばれる神社のひとつです。
全国に約4,000社ある熊野神社の御本社でもあり、古くから多くの人々が熊野を目指して歩いてきました。
山の緑に映える朱塗りの社殿は、那智山を代表する風景のひとつ。
現在も多くの参拝者が訪れる、熊野信仰の大切な場所です。
熊野那智大社の始まりは「滝」?
熊野那智大社の歴史を知るうえで欠かせないのが、実は「那智の滝」です。
那智では、もともと滝そのものを神聖なものとして崇める自然信仰がありました。
現在のような社殿から始まったのではなく、壮大な滝や森などの自然に神様の存在を感じたことが、その信仰の始まりとされています。
那智の滝を見てから熊野那智大社を訪れると、少し違った見え方をするかもしれません。
境内で探してみたい「八咫烏」
熊野を訪れると、三本足のカラスの姿を目にすることがあります。
これは「八咫烏(やたがらす)」。
日本神話では、神武天皇を熊野から大和へ導いたとされる存在で、「導きの神」として知られています。
熊野那智大社の境内には、八咫烏が大任を終えたあとに姿を変えたと伝えられる「烏石」もあります。
サッカー日本代表でもおなじみ?
「八咫烏、どこかで見たことがある……」
と思った方もいるかもしれません。
八咫烏は、日本サッカー協会のシンボルマークにも使われています。
熊野の地で古くから「導き」の象徴として語り継がれてきた八咫烏が、現在ではサッカーの世界でも親しまれているというのも面白いところです。
樹齢約850年!大きな楠にも注目
熊野那智大社を訪れたら、社殿だけでなく大きな楠にも注目してみてください。
境内には、樹齢約850年とされる大楠があります。
この大楠は根元に大きな空洞があり、その中を通り抜ける「胎内くぐり」をすることができます。
長い年月を生きてきた大木の中を実際に通ることができる、熊野那智大社ならではの体験です。
そして、日本を代表する名瀑
「那智の滝」へ
熊野那智大社とあわせて訪れたいのが「那智の滝」です。
那智の滝は、日本三名瀑のひとつ。
落差は133mあり、一段の滝としては日本一の落差を誇ります。
深い緑に囲まれた山の中から、一本の白い線のように水が落ちていく光景は圧巻です。
滝の近くまで進むと、水が落ちる音やひんやりとした空気、水しぶきまで感じることができます。
写真を撮るだけでなく、ぜひ少し立ち止まって、そのスケールを体感してみてください。
那智の滝は「ひとつの滝」だけではない?
一般的に「那智の滝」として知られている大滝は、実は「那智四十八滝」と呼ばれる滝群のひとつです。
現在、多くの観光客が訪れる大滝は「一の滝」にあたり、古くから修行の場としても大切にされてきました。
つまり、私たちが観光で目にしている那智の滝は、熊野の山々に広がる水と信仰の文化を象徴する存在でもあるのです。
熊野那智大社と那智の滝は、時間に余裕を持って
熊野那智大社は、表参道から467段の石段を上った先にあります。
さらに那智山青岸渡寺や三重塔、那智の滝まで巡るなら、短時間で駆け足に見るより、時間に余裕を持って歩くのがおすすめです。
大門坂から熊野古道を歩き、熊野那智大社、那智山青岸渡寺、三重塔、那智の滝まで巡れば、南紀らしい自然と歴史をたっぷり味わうことができます。
特に、朱色の三重塔と那智の滝を一緒に眺める風景は、那智山を代表する景観のひとつです。
大門坂・熊野古道
熊野那智大社
那智山青岸渡寺
三重塔
那智の滝
KUSHIMOTO / SORA-MIRU
那智の自然と歴史を楽しんだら、次は串本へ
熊野那智大社と那智の滝を楽しんだあと、そのまま旅を終えるのは少しもったいないかもしれません。
那智勝浦から海沿いを南へ進むと、串本町があります。
ここから旅のテーマを、
「熊野の歴史と大自然」から「宇宙とロケット」へ変えてみませんか?
串本町にある「宇宙ふれあいホールSora-Miru」では、宇宙やロケットをテーマにした展示や体験を楽しむことができます。
「昔」と「未来」を1日で楽しめる南紀
熊野では、1000年以上にわたって人々が歩いてきた歴史や、はるか昔から存在する山や滝に触れることができます。
一方、串本町では現在、民間ロケット発射場「スペースポート紀伊」を舞台に、新しい宇宙への挑戦が進められています。
熊野の地で遠い「昔」に思いを馳せたあと、串本で「未来」の宇宙を感じる。
同じ南紀エリアでありながら、まったく異なる時間のスケールを楽しめるのも、この地域を旅する面白さです。
Sora-Miruではこんな体験ができます
宇宙ふれあいホールSora-Miruでは、ロケットや宇宙について知ることができる展示をはじめ、映像やデジタル技術を使った体験コンテンツを楽しめます。
館内にはスペースシアターやロケット関連展示、ARを使った体験などがあり、大人はもちろん、宇宙やロケットに興味を持ち始めた子どもたちにもおすすめです。
また、ミュージアムショップでは宇宙関連グッズや宇宙兄弟公式グッズなども取り扱っています。
屋内施設なので、南紀旅行の途中で天候が変わったときの立ち寄り先としても利用できます。
那智勝浦・串本をめぐる南紀旅へ
那智の滝の圧倒的な自然。
熊野那智大社に受け継がれてきた長い歴史。
そして、串本町で始まっている宇宙への挑戦。
南紀には、ひとつの旅行の中で「自然」「歴史」「宇宙」というまったく異なる世界を楽しめる魅力があります。
熊野那智大社や那智の滝を訪れる予定の方は、ぜひ少し足を延ばして串本町へ。
橋杭岩や潮岬など串本を代表する観光スポットとともに、宇宙ふれあいホールSora-Miruにも立ち寄ってみてください。